STAM グローバルREITインデックス・オープン

ETFにはTOPIX・日経平均や中国株・REIT・通貨・金など様々な銘柄があります。しかし、現在上場されている数は60強しかなく、グローバルREIT・世界債権・世界株式などの各指数に連動したものはありません。

 ETFにはない指数に連動した商品を購入する場合、信託報酬(保有コスト)の安さを考えると、目的の指数に連動したインデックスファンドを選択することが賢明だと思います。次に紹介するグローバルREITのインデックスファンドは、この分野では最も信託報酬が低いため、おススメの商品です。


<STAM グローバルREITインデックス・オープン>
グローバルREITの代表的な指数であるS&P先進国REIT指数に連動した商品です。

信託報酬(保有コスト) 年間0.861%
購入手数料 無料(ノーロード)
分配金 08年5月  0円
    08年11月  0円
     (分配金は5月・11月の年2回)

 同銘柄の基準価格は、08年前半の1万円強から世界金融危機を経て、09年2月前後には3500程度まで下落しました。(下落幅は6割強)。それに伴い、年間利回りは十数%まで上昇をしています。
 世界金融危機の長期化で、さらなる基準価格下落のリスクはありますが、ここまで利回りが高くなると十分投資を検討するに値する銘柄だと思います。


個人的には、ポートフォリオのグローバルREIT分野はこのインデックスファンドで保有しています(この分野の投信の中では、信託報酬が最も安かったため)。
 基準価格が4000円を下回った段階で購入しました。長期的視点でみると、景気回復によるREIT市場の上昇と分配金によるインカムゲインの両方を享受できる投資だと思います。できれば、定期的に積み立てていきたい銘柄です。

 今後の分配金の支払いは未定です。今後も0円が続く可能性もあります。
 分配金は0円の方が税金の繰り延べができ、複利効果が高くなります。(分配金が支払われると、その都度課税されるため)。長期投資を考えている人にとっては、分配金は無い方が投資上有利になります。

(投資リスク)
日本のリートに比べ、レバレッジが高く(負債比率が高く)、値動きが激しい傾向があります。
また、為替ヘッジがないため、円高になると基準価格にマイナスに働きます。
同指数の構成銘柄の半数以上はアメリカのリートのため、アメリカの影響を強く受けます。特にアメリカの金融機関の破綻リスクなどには十分注意が必要です。
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