iシェアーズ® MSCI KOKUSAI(コクサイ)・インデックス・ファンド
ETFの海外株部門には、中国株・ロシア株・ブラジル株の指数に連動したものはありますが、全世界の株式市場に連動したものはありません。
海外株を中心とした投資信託は様々な商品がありますが、信託報酬の安さから「iシェアーズ® MSCI KOKUSAI(コクサイ)・インデックス・ファンド」がおすすめです。日本以外の国の株式市場に分散投資する商品です。この銘柄だけで、世界分散投資が図れます。
<iシェアーズ® MSCI KOKUSAI(コクサイ)・インデックス・ファンド>
ベンチマーク指数 MSCI KOKUSAI(コクサイ)・インデックス
※日本を除く、世界各国の株式市場に連動した指数
信託報酬 年間0.25%
国別内訳 アメリカ 50%強
イギリス 約10%
フランス 約5%
カナダ 5%弱
ドイツ 5%弱
スイス 約4%
オーストラリア 約3% など。
この商品の最大の特徴が、この1銘柄だけで世界各国の株式への分散投資ができ、かつ信託報酬(保有コスト)が圧倒的に安いことです。
(投資リスク)
株式市場変動によるリスクや為替変動リスクは当然あります。
08年後半からの世界同時不況が長期化すれば、しばらくは株価低迷期が続く可能性があります。
(投資方針)
現在09年前半は、世界同時不況に突入し、各国の株価は低迷が続いています。バリュー投資・長期投資の観点から見ると、株価低迷期こそ投資のチャンスと考えられます。
株価が安い今のような時期に、毎月○万円づつなど定期積み立てを始め、10年以上の長期的期間積み立てを続けると、数十年後にはかなりの資産を築く可能性が高いと思います。
ただし、しばらくは株価低迷が続く可能性がありますので、すぐ使う目的の無い余裕資金で積み立てを続けることが重要です。
(MSCI KOKUSAI活用のポートフォリオ)
TOPIX・ETFとMSCI KOKUSAIインデックスファンドの2銘柄を活用すると、シンプルかつ分散投資効果の高い株式投資ができます。
例えば、資産ポートフォリオの4割を株式への投資と仮定します。
また、株式の半分は日本株、半分は海外株とします。
日本株部分(全資産の2割)は TOPIX・ETF
海外株部分(全資産の2割)は MSCI KOKUSAIインデックスファンド
を保有します。
この2枚柄だけで、日本の国内企業と世界各国への株式分散投資が完了します。
信託報酬は、TOPIX・ETFが約0.11%、MSCI KOKUSAIインデックスファンドが約0.25%となっており、その他のアクティブファンドを利用して投資した場合に比べて、保有コストはかなり低く抑えられます。
(アクティブファンド(指数以上の成果を目標とする投資信託)の信託報酬は2~3%程度が多い)