個別株ではなくETFを積み立てる

東日本大震災による福島原発事故を受け、東京電力が危機に立たされています。

これまで東京電力は日本有数の優良企業であり、高配当・安定経営など投資メリットも多くありました。

そのため、配当金を狙って、東京電力株を長年積み立てていた人も多いと思います。

そのような方は、かなりの痛手を負っているはずです。

福島原発事故を受け、どのような強い企業も遠い将来の確固たる見通しは立ちにくいことが分かりました。

そのため、長期的に積み立てるなら、個別株ではなく、ETFやインデックスファンドの方がリスクが低いと改めて感じました。

東京電力の株価急落を考えれば、ETFの信託報酬は、分散投資でのリスク回避のための保険料と考えることもできます。

上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)1555

上場インデックスファンド豪州リート(S&P/ASX200 A-REIT)1555

オーストラリアの不動産投資指数 S&P/ASX200 A-REIT指数に連動するETFです。

豪ドルでの投資を拡大したい方には、良いETFだと思います。

信託報酬 年0.4725%

上位投資銘柄名           構成比
ウエストフィールド・グループ    30.4%
ストックランド           12.5%
ウエストフィールド・リテール・トラスト 10.9%
GPTグループ            7.4%
グッドマン・グループ        6.2%
CFSリテール・プロパティ・トラスト 6.2%
ミルバック・グループ        6.2%
デクサス・プロパティ・グループ   5.9%
コモンウェルス・プロパティ・オフィス・ファンド     2.9%
INGオフィス・ファンド       2.5%
上位10銘柄計 91.1%

運営管理会社 日興アセットマネジメント


しかし、個別国ではなくグローバルリートに投資したい方は、
・STAM グローバルREITインデックス・オープン
・eMAXIS 先進国リートインデックス
などのインデックスファンドでも良いと思います。

投資チャンスは年1回

投資チャンスは年1回程度です。

株価が毎日変動しているので、つい売ったり買ったりしたくなります。

しかし、売買したい欲求を抑えて、よりじっくり腰を落ち着けて、数少ないチャンスを待つことが重要だと思います。

投資に必要なのは強い意思

投資に最も必要なものは強い意志だと思います。

細かな企業情報や株価情報などは、望めばいくらでも手に入ります。

しかし、それらの情報やそこから発生する感情(恐怖、欲望)などをコントロールすることが最も大事なことだと思います。

例えば、リーマンショック後に冷静さを失わず、毅然とした態度で投資を実行した人は、かなりのリターンを上げています。

2008年後半から2009年前半の投資環境では、日経平均が一日1000円近く暴落した日が続きました。

その中で、恐怖に流されず、自分の意思で投資を実行するのはかなり難しいと思います。

しかし、長期投資家としての成功のポイントはそこ(強い意志)だと思います。

※ただし、むやみに自分の判断を信じるのはいけないと思います。自分の判断は正しいと思える論理的根拠を見つけ、十分納得してから、投資をすることが重要です。

上場中国関連株50ETF(1556)

上場中国関連株50ETF(上場インデックスファンド日経中国関連株50)

株価指数・日経中国関連株50との連動を目指すETF(上場投資信託)です。

日本国内企業への投資を通して、中国の成長をポートフォリオの中に取り込みたい方向けのETFです。

中国への投資には興味があるが、直接投資はリスクが高いのではないかと考えられる方には最適です。

信託報酬 年0.42%(税抜0.4%)以内

上位投資銘柄
1 トヨタ自動車 輸送用機器9.74%
2 キヤノン   電気機器7.07%
3 本田技研工業 輸送用機器6.91%
4 三菱商事   卸売業4.32%
5 ファナック  電気機器3.65%
6 パナソニック 電気機器3.59%
7 コマツ    機械3.33%
8 三井物産   卸売業3.33%
9 日立     電気機器2.73%
10 東芝    電気機器2.61%

運営管理会社 日興アセットマネジメント株式会社

SPDR S&P500 ETF(アメリカ株ETF1557)

SPDR S&P500 ETF

アメリカの代表的な大型株指数であるS&P500に連動するETFです。

アメリカ株への長期投資を始めるには最適なETFだと思います。

信託報酬の安さはかなり魅力的です。

信託報酬 年0.0945%

上位投資銘柄
エクソンモービル 3.5%
アップル 2.7%
ゼネラル・エレクトリック 1.8%
シェブロン 1.7%
IBM 1.7%
マイクロソフト 1.6%
JPモルガン・チェース 1.5%
プロクター・アンド・ギャンブル 1.4%
ウェルズ・ファーゴ 1.4%
AT&T 1.4%

運営管理会社 ステート・ストリート・バンク・アンド・トラスト・カンパニー

マレーシア株KLCI ETF(1560)

マレーシア株KLCI ETF(1560) 
NEXT FUNDS FTSEブルサ・マレーシアKLCI連動型上場投信


円換算したFTSEブルサ・マレーシアKLCI指数との連動を目指すETF(上場投資信託)です。

2011年現在、対象指数は約1500ポイントとかなり高値圏にあるため投資はおすすめできません。

新興国投資ブームが落ち着いてきた頃、800ポイント前後で投資するのが良いと思います。


信託報酬 年0.5775%(税抜0.55%)程度

組み入れ投資比率
1 マラヤン・バンキング金融10.0%
2 パブリック・バンク金融9.4%
3 CIMBグループホールディングス金融9.3%
4 サイム・ダービー資本財・サービス8.4%
5 ゲンティン電気通信サービス6.2%
6 アシアタ・グループ一般消費財・サービス6.2%
7 IOI 生活必需品5.9%
8 テナガ・ナショナル公益事業5.2%
9 ペトロナス・ケミカルズ・グループ素材3.5%
10 デジ・ドッド・コム電気通信サービス3.4%
※2011年3月31日時点

タイ株SET50ETF(1559)

タイ株SET50ETF

タイ株式市場のSET50指数との連動を目指すETF(上場投資信託)です。

2011年現在、対象指数は約700ポイントとかなり高値圏にあるため投資はおすすめできません。

新興国投資ブームが落ち着いてきた頃、300~400ポイント前後で投資するのが良いと思います。

信託報酬 年0.5775%(税抜0.55%)程度

組み入れ比率
1 タイ石油公社 [PTT] エネルギー15.1%
2 タイ石油開発公社エネルギー8.9%
3 サイアムセメント素材6.3%
4 サイアム商業銀行金融5.5%
5 バンコク銀行金融4.9%
6 カシコーン銀行金融4.6%
7 アドバンスド・インフォ・サービス電気通信サービス4.0%
8 インドラマ・ベンチャーズ一般消費財・サービス3.8%
9 PTTケミカル素材3.4%
10 バンプーエネルギー3.1%
※2011年3月31日時点
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