おすすめポートフォリオ

これまでもおすすめポートフォリオをいくつか紹介しましたが、国内ETFにMSCI-KOKUSAIやMSCIエマージングなど使える銘柄が増えてきたので、内容を改めて紹介します。

(基本ポートフォリオ)
国内株式 TOPIX-ETF 30%(信託報酬 約0.1%)
世界株式 MSCI-KOKUSAI-ETF 30%(信託報酬 0.2625%)
世界債権 世界債券- ETF 40% (信託報酬 )

上記の3銘柄で、世界中の株式・債権に分散投資できます。
円と外貨は3:7の比率です。これは、日本人が給料を円貨でもらい、かつ、家など資産のほどんどを円で保有しているため、円の割合を下げたためです。また、2010年2月現在では、1ドル約90円と円高水準が続いていることから、外貨の割合を高めています。
また、国内債券は銀行預金などで代替している場合が多いため、はずしています。
株式と債券の割合は6:4です。
信託報酬は約0.2%と、格安です。
たったこの3銘柄で世界中の株式と債権に投資できるため、とてもシンプルかつ効率的なポートフォリオです。 


(基本ポートフォリオ2)
国内株式 TOPIX-ETF 25%(信託報酬 約0.1%)
世界株式 MSCI-KOKUSAI-ETF 25%(信託報酬 0.2625%)
世界債権 世界債券- ETF 50% (信託報酬 )

株式と債券の割合を5:5にしたポートフォリオです。
こちらも3銘柄で国内外の株式・債券に分散投資しています。



(防衛型ポートフォリオ)
国内株式 TOPIX-ETF 15%(信託報酬 約0.1%)
世界株式 MSCI-KOKUSAI-ETF 15%(信託報酬 0.2625%)
世界債権 世界債券- ETF 70% (信託報酬 )

株式と債券の割合を3:7にしたポートフォリオです。
債券の割合が高いため、株価変動リスクは相対的に小さくなります。
ただ、外貨の割合が高いため、円高水準のタイミングで買い付けることが重要です。
こちらも3銘柄で国内外の株式・債券に分散投資しています。



(積極型ポートフォリオ)
国内株式 TOPIX-ETF 25%(信託報酬 約0.1%)
世界株式 MSCI-KOKUSAI-ETF 25%(信託報酬 0.2625%)
世界株式 MSCI-エマージングETF 25%(信託報酬 0.2625%)
世界債権 世界債券- ETF 25% (信託報酬 )

MSCI-エマージングを組入れたポートフォリオです。
株式と債券は3:1です。円と外貨は1:3です。
MSCI-エマージングを入れることで、新興国の成長力をポートフォリオに組入れています。ただ、株価変動リスクは高めですので、株価下落局面でこつこつ積み立てていくことが重要です。

1678Next Fundsインド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信

1678Next Fundsインド株式指数・S&P CNX Nifty連動型上場投信

インド株式に連動する国内初のETFです。成長国への投資として、インド株投資を検討されている方には、良いETFだと思います。ただ、信託報酬が約1%となっており、ETFとしては若干高めです。


ベンチマーク指数 S&P CNX Nifty指数
信託報酬 0.9975%
分配金支払基準日 8月10日
管理会社 野村アセットマネジメント

S&P CNX Nifty指数はインドを代表する50銘柄で構成されています。

個人的には、ポートフォリオの新興国株式分野は「1681上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」で十分だと思います。MSCIエマージングの方が、新興国に広く分散投資できる上、信託報酬が0.2625%と格安だからです。
長期投資を前提に考えれば、保有コストは0.1%でも少ない方が良いため、「新興国への投資」目的であれば、MSCIエマージングの方が良いと思います。

1679NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信

1679NYダウ・ジョーンズ・インデックス上場投信

ダウ・ジョーンズ工業株30種平均(NYダウ)に連動するETFです。アメリカ企業に分散投資を考えている方にとっては、良いETFだと思います。


ベンチマーク指数 ダウ・ジョーンズ工業株30種平均
信託報酬 0.6075%
分配金支払基準日 12月6日
管理会社 シンプレクス・アセット・マネジメント



構成銘柄(企業名と構成比率)
IBM           9.2%
シェブロン         5.9%
3M            5.8%
エクソンモービル      5.7%
ユナイテッド・テクノロジーズ4.9%
マクドナルド        4.5%
P&G           4.4%
キャタピラー        4.3%
コカコーラ         4.1%
トラベラーズ・カンパニーズ 3.9%
ウォルマート・ストアーズ  3.8%
ボーイング         3.7%
ヒューレット・パッカード  3.6%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 3.4%
アメリカン・エキスプレス  2.7%
イー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール 2.5%
メルク           2.5%
ベライゾン・コミュニケーションズ 2.2%
マイクロソフト       2.2%
ウォルト・ディズニー    2.2%
クラフト・フーズ      2.0%
ホームデポ         2.0%
AT&T            2.0%
シスコシステムズ      1.8%
インテル          1.5%
ファイザー         1.3%
バンク・オブ・アメリカ   1.2%
ゼネラル・エレクトリック  1.1%
アルコア          1.0%
※平成21年10月30日現在

ただ、個人的にはポートフォリオの世界株式分野は「1680上場インデックスファンド海外先進国株式MSCI-KOKUSAI」で十分だと思います。MSCI-KOKUSAIの方が世界中に分散投資が計れる上、信託報酬も格安だからです。

1681上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)

MSCIエマージングマーケットインデックスに連動するETFがついに上場します。これ一本で、BRICsを含む新興国22カ国の株式市場の株価指数に連動します。
信託報酬は超格安なため、長期投資に向いています。
上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)と組み合わせることで、簡単に世界中の株式市場に分散投資できます。

連動指数 MSCIエマージング・マーケット・インデックス
信託報酬 0.2625%
分配金支払基準日 毎年1月20日
管理会社 日興アセットマネジメント

国別投資比率
中国    18.2%
ブラジル  17.6%
韓国    12.1%
台湾    10.8%
インド   7.5%
南アフリカ 6.9%
ロシア   6.4%
メキシコ  4.4%
マレーシア 2.7%
イスラエル 2.7%
その他   10.5%

これまで新興国株価指数に投資するには、信託報酬の高い投資信託を使うか、海外ETFを使うしかありませんでした。投資信託の信託報酬が高いと長期投資に向かないし、海外ETFはまだ取り組みにくい環境もありました。その点、国内ETFでMSCIエマージング・マーケット連動銘柄に投資できることは大変ありがたいと思います。
株価下落局面で少しづつ積み立て、長期保有したいETFです。

1680上場インデックスファンド海外先進国株式MSCI-KOKUSAI

ついに海外株式分野の本命ETFが上場します。連動指数は日本を除く先進国22カ国の株式市場に連動する株価指数であるMSCI-KOKUSAIインデックスです。このETF1本で先進国株式市場に充分分散投資できるため、非常に使い勝手の良いETFです。また、信託報酬も格安なため、長期投資にも向いています。
「上場インデックスファンド海外新興国株式(MSCIエマージング)」と組み合わせることで、先進国・新興国など世界中の株式市場に分散投資できます。

ベンチマーク指数 MSCI-KOKUSAIインデックス
信託報酬 0.2625%
管理会社 日興アセットマネジメント

国別構成比
アメリカ 52.9%
イギリス 11.4%
フランス 5.8%
カナダ  5.4%
オーストラリア 4.4%
ドイツ  4.3%
スイス  4.0%
スペイン 2.5%
イタリア 1.8%
オランダ 1.4%
その他  6.2%

「MSCI-KOKUSAIインデックス」の構成国 (平成22年1月現在)
オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、アイルランド、イタリア、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ

個人投資家にとっては待ちに待ったETFです。円高局面や世界的株価下落局面に少しずつ積み立て、できるだけ長期に保有したい銘柄です。
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