数多くの海外ETFの中でも、指折りで使いやすいETFが「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」(VANGUARD TOTAL WORLD STOCK ETF)です。
全世界の投資可能な市場時価総額の約90%以上をカバーしているため、全世界の株式市場への分散投資がこれ一本でできます。
(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)
ベンチマーク指数 FTSE All-World インデックス(先進国・新興諸国を含む約47カ国、約2,900銘柄で構成されるインデックス)
信託報酬 0.3%
ティッカーコード(注文の祭に必要な番号):VT
上場先:ニューヨーク証券取引所
売買単位:10口以上10口単位、売却は1口以上1口単位
取扱証券会社 楽天証券、SBI証券、マネックス証券など
株価収益率(PER) 12.3倍(2009年3月末現在)
株価純資産倍率(PBR) 1.4倍(同)
利益成長率 17.8%
(国別投資比率)
アメリカ 44%
日本 9.5%
イギリス 8%
フランス 4.7%
ドイツ 3.2%
カナダ 3.2%
スイス 3.2%
オーストリア 2.8%
中国 2.1%
スペイン 1.9%
ブラジル 1.7%
韓国 1.7%
イタリア 1.5%
台湾 1.5%
香港 1.1%
南アフリカ 1.0%
インド 1.0%
信託報酬も格安です。極端に言うと、ポートフォリオの株式部分はこれ一本でも十分だと思います。
また、リバランスも自動的に行われるため、株式部分の地域別リバランスも必要ありません。
ただ、アメリカ株式市場への投資割合が44%程度ありますので、アメリカ市場の影響を強く受ける傾向があります。ダウやS&P500指数の動向を注意深く見ながら、積み立てていくことが重要です。
また、日本株式も10%程度含んでいますので、日本株を除外したい方は、MSCI-KOKUSAIインデックスファンドの方が良いと思います。