世界的なバリュー投資家・ウォーレン・バフェット氏についての本は数多くありますが、ここではその一冊「バフェット投資の王道」からバフェット投資の一部を紹介します。
署名 バフェット投資の王道
著者 ロバート・P・マイルズ
訳 三原淳雄、小野一郎
(内容)
・リスクとは自分が何をやっているかを理解していないことに尽きる
・一生でせいぜい20回くらいの投資の判断をすればいい。取引することよりも、所有することを優先すべきである。
・私たちは思索することが不足している一方、金勘定をしすぎるきらいがある
・10年後にどうなっているか予想できない企業を、彼(バフェット)は評価しない
・10年間保有するつもりがないなら、10分間でも(その株を)持ってはならない
・理解できる製品・サービスを提供する企業に投資する
・投資先企業がどうやって利益を上げているか、小学生の子供でも理解できるように説明することができる企業に投資する
・群集と意見が同じかどうかは、あなたの判断が正しいかどうかとは無関係である。あなたの原則と調査・データ・将来の予想・そして理由付けが正しければ、あなたの判断は正しい
ウォーレン・バフェット氏から学ぶべきことは多いと思いますが、私が最も重要視している点は「投資している企業について知る」という点です。
実際に株取引をしていると、その企業についてじっくり考えることより、日々の値動きの方に注意が向いてしまいます。自分が自身を持って、「1株1000円の価値がある会社を500円で買った」と思えるのであれば、日々の相場変動は無視できる精神状態になります。
そのためにも、企業分析をしっかり行って自分自身十分理解・納得した上で投資を行うことが重要です。そうすれば、多少の損失など気にならなくなり、自身を持って長期投資できると思います。
企業分析の視点
・長期的比較優位性があるか
・新規参入の脅威
・代替商品の可能性
・売り手の競争力
・買い手の競争力
・財務は健全か など
バフェット氏の言うように、一度買ったら最低10年間保有すると覚悟を決めれば、かなり慎重に投資先企業を研究すると思います。
また、一生涯で投資判断は20回までと決められていれば、相当慎重に投資先を研究し、絶対に安いと思える時期まで待って投資をすると思います。
バフェット氏に関する本を読むと、自分がどれだけその企業を理解して投資を行っているかについて改めて考えさせられます。
(逆にETFなどのインデックス投資は、投資先判断を各指数に委ねているため、投資先企業についてあまり研究せずに投資ができます。インデックス投資はその点が一番の魅力です)
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