株価を無視するには

人間は株価がちょっと上がると売りたい欲求が膨らみ、ちょっと下がると買いたい欲求が膨らむ傾向があります。人によってはその逆の傾向もあります。

長期投資を考える上では、そのような余計な取引をしないためにも株価を無視することが重要だと思います。

株価を無視するために最も重要なことは、信頼できる企業株を十分安いと納得できる価格で買うことだと思います。
つまり、将来売りたくなるような会社を買わないことと、価格を十分吟味した上で買うことが大事だと思います。
自分が10万円の価値があると評価した株が5万円になったとしても、自分が10万円の価値があると考えた理由・計算式が間違っていなければその企業は10万円の価値があると思い込むことができます。

つまり、市場より自分の方が正しく企業価値を判定していると自信があれば、現在の市場価格は無視してもよい対象になると思います。また、自分が判定した価格より明らかに安ければ、追加を購入することもできます。

古典的名著「賢明なる投資家」では、市場価格が適正以上に暴騰・暴落を繰り返すことを「市場は躁うつ病患者」であり、「ミスターマーケット」と呼んでいます。

ミスターマーケット以上に企業価値を適正に判定できていると自信を持てるほど、投資を行う前に十分企業研究を深めることが重要になります。


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