2009年6月に、アジア各国の国債に分散投資するETFが上場しました。主に中国・香港・韓国・シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシアなどの新興国国債に投資します。
中国の人民元建ての債券に日本から投資することは難しいため、その意味でも貴重なETFだと思います。
(ABF汎アジア債券インデックス・ファンド)
信託報酬 0.25%
ベンチマーク指数 iBoxx ABF汎アジア指数
分配金 年2回(1月と7月)
運用会社 ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
平均利回り 3.89%(2009年8月末現在)
(国別投資比率)
・中国 18%
・香港 19%
・インドネシ 5%
・韓国 16%
・マレーシア 10%
・フィリピン 5%
・シンガポー 15%
・タイ 10% など
新興国通貨建ての国債に投資するため、為替変動リスクは高いと思います。
世界不況が深まり、新興国通貨が下落しているタイミングで積み立てをした方が良いと思います。
また上場以来、取引出来高が極端に少ない日が続いているため流動性リスクも高いです。
基準価格と市場価格が乖離することも見られるため、基準価格より極端に高値で買わないように注意が必要です。
新興国の国債に格安の信託報酬で分散投資ができる貴重なETFです。為替変動を見極めながら、小額づつ積み立てていきたいETFです。